店長になる前の話
10代の頃に送迎ドライバーをしていた時の話。
ある日、店から
「○○ホテルの○○号室に行って、
中の人を絶対に逃がさないで」
とだけ言われた。
急いで向かい、部屋に入ると
目が血走った半裸の男性が一人。
キャストの姿はなかった。
男性は近づいてきて、
「もうお金払うから帰らせて」
と一言。
僕「逃すなって言われてるんで、なんかしたんすか?」
と聞くと黙り込み
部屋の奥へ戻っていった。
しばらくして店長が到着し、
「もういいから戻って」
と言われ、その場は終わった。
数日後、今度は
「○○のコンビニにお金を渡しに来る人がいる。
車のナンバーは○○」
と指示された。
現地に行くと、
あの時の男性が黒の軽自動車に乗っていた。
無言でお金を渡され、
「受け取りましたってサインしてください」
と震えた声で言われた。
判断に迷い、店に確認してからサイン。
後から聞いた話では、
無理やり本番をして
中に出して
トラブルになっていたらしい。
夜の仕事は、
表に出ないところで
こういう形の後処理が発生することもある。
悪いことは、
どこかで必ず現実として返ってくる。

